食品業界人の食

私が中途半端に無添加食品にこだわる理由

突然ですが私、中途半端に食にこだわってます。

自然派の方々のガチガチとも違うし、かといって、何でも気にしないよー、でもない。

どうしてそんな中途半端になったのか。

それは私の仕事柄からだと思っています。

今日はそんな食のお話し。

 

我が家の食基準

まず、我が家の食基準がどんな感じかと言いますと…

・お米、野菜
基本的にあまりこだわってません。無農薬、有機のものが売っていれば買うこともあるけど、これは趣味程度。

ただし、炊いたお米を買うとか、カット野菜を買うとかはほぼないです。

・お肉
なるべく国産を購入する意外、特に気にしていないです。

願わくばホルモン剤なし、遺伝子組み換え飼料なし、とかのを買いたいですが、やはり財政的に厳しくて…

・お魚
こちらも特に気にしていないです。少し産地が気になる程度。

本当は丸のお魚買って調理がいいのは分かりますが、時間とゴミが…ので切り身をよく買います。

・調味料
ここだけはちょっぴりこだわってます。

我が家は調味料は無添加のものが多いです。

こだわってないのもあるけどね…マヨネーズとか…(だって夫が○○がいいって言うんだもん!)

・外食
少し気にしてる程度。

できるだけジャンクフードは避けたいな、というくらいです。

 

結論!

家のご飯だけは気を付けている!

 

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なぜなるべく食品は無添加にしたいと思うのか

食品業界の裏側をたくさん見てきた経験から

私は新卒から一貫して食品業界に勤めています。

卸売業者の営業だったこともあり、国内大手~中小食品企業、海外の食品工場など、数々の工場を見てきています。

食品工場のイメージ

皆さんの食品工場のイメージは、どんな感じでしょうか?

  • 広々とした工場の中に、ピカピカな機械があるイメージ
  • 大きな機械が自動で動いて、商品が次々と流れてくるイメージ

 

一般消費者の方に公開されている食品工場は、こんなシーンが多いのかなと思います。

このシーンは本当です。

確かにこのように商品は作られています。

でも、これは一部なのです。

なぜ食品会社なのに、”工業”とつくのか

私が食品業界の裏側を見たなと初めて感じたのは、原料置き場を見た時でしょうか。

とある調味料メーカーに訪問した時のこと。

原料コーナーにあったのは、大きな茶色い袋、一斗缶などなど…。

何が入っているかと思ったら、よく分からないカタカナと英語メインの薬のようなもの。どろっとした○○エキスというもの…etc

なぜ食品会社には、〇○食品工業、という企業名が多いのか分かった気がした瞬間でした。

本当に「工業」だな、と思ったのです。

100gのお肉は、130gになる?

とんかつ工場に行った時のこと。

一緒に行った上司がこんなことを言いました。

『肉は膨らむからな~』

最初は何を言っているのか分かりませんでした。

加工をすると肉が膨らむ?意味が分からない。

でも製造工程を見て、言っていることが分かりました。

洗濯機のような機械に、大きな肉の塊を入れて、よく分からない液体を入れます。

スイッチON。

すると、機械が洗濯機のようにぐるん、ぐるんと回転します。終わると…

なんということでしょう!!
あんなにあった液体をお肉が全て吸収しているではないですか!!

どれくらい水分を含ませられるのか質問したところ、100gの肉なら130gくらいまでいけるとのことでした(メーカーによって違うと思いますが、当時聞いたところでは、です)

多くの食品品工場を見て思ったこと

一度にたくさんの商品を、同じ品質で正確に作り上げる技術、工夫は心からすごいと思いました。

食品の原料は機械と違って同じではありません。

例えば、同じ豚ロースの部位でも、個体によって形状、大きさも違う。

例えば、キャベツも季節によって、味、大きさ、硬さ…バラつきがあったり。

そうした違いがあっても、同じような商品をいつでも作れるように整える技術、工夫は素晴らしいと思います。

ただ、例えばハンバーグ原料の中に、自分が作るなら入れないような材料が大量に加えられたり。

例えば、めんつゆを作るのに大量のアミノ酸が入れられていく光景を見ると、どちらかというとできれば食べたくないな、というのが本音でした。

久しぶりにコンビニ弁当を食べたら驚いた

夫の海外赴任に帯同し、メキシコに住んでいました。

メキシコには日本食材店はあったので、お米、お醤油、味噌…なんとか一通りの日本食材は揃えることができました。

しかし、〇○の素、といった商品は輸入商品だけあってかなり高額!

仕方がないので、基本的には全て元の調味料(醤油、砂糖、塩、味噌、酢…など)を使い、自分で〇○の素も作っていました。

そして久しぶりに日本一時帰国!
もう、楽しみは「食」一色!

とりあえず、簡単にすぐ日本食を口にできるのがコンビニ。

久しぶりにコンビニ弁当も食べたかったのです。

行ったのはお気に入りのコンビニ。オムライスにハンバーグがついたものを買いました。

早速食べてみてビックリ!!

すごく、すごーく、すごーーーく味が濃く感じられたのです。

日本の食事=ヘルシー=薄味、という固定観念がありました。

メキシコの食事=オイリー?=濃味という固定観念がありました。

しばらくの間、平日は自分の手作りご飯&休日はメキシコレストランで過ごしていた私。
日本の久しぶりの味は、さぞかしおいしい!と思っていたので、この衝撃は予想外でした。

そしてその後。
今度はリベンジと夫と二人で念願のラーメン。豚骨醤油系でしょうか。

どうなったかというと…

二人して腹痛に見舞われました。

とても美味しかったけれど、きっと味の濃さ、脂分の多さを胃が受け付けなくなっていたのだと思います。

この2つの事件で、如何に自分の舌が麻痺していたのかがよく分かりました。

今考えると、あれだけ仕事で各メーカーの商品を食べまくっていたり、店舗視察で外食メニューを食べまくっていたので、当然と言えば当然です。

娘に食べさせたいか

娘が1歳4ヶ月の時、日本に帰国しました。
その頃にはすっかり大人に近い食事もできるようになっていた娘。

離乳食もペースト状のものしか売っていなかったメキシコでは、ほぼ自分作るしかありませんでした。

日本に帰国し、何でも手に入るようになった時に、こんなことを思いました。
裏面に自分のよく知らないものが記載されているものを食べさせたいか

自分に問うた時、私の答えは極力ノー、でした。

子どもの味覚が云々より、やはり工場で見た数々の光景が目に浮かびました。

体に害があるとかは正直よく分かりません。

国が認めたものですし、食べてどうこうなったとか聞いたことがありません。

ただ、なんとなく気持ちが悪いものを、まだまだ赤ちゃんの娘にはあげたくなかった。

自分が無理なくできる範囲なら、自分でやろうと思いました。

※追記
お出かけする時の離乳食は、基本的に市販の物を使っていました。添加物の影響よりも、食中毒のが何百倍も怖かったので。

 


なぜ”中途半端”に無添加食品を使用しているのか

こだわり過ぎて家族の時間が取れないなら本末転倒

あまりにこだわり過ぎてしまうと、買いに行ったり、作るのに時間が掛かったりします。

なるべく無添加にしたい。

これは自分と家族のためにやっていること。

であるのに、一番大切な家族との時間が取れないくらいなら、妥協して簡単な方法で食事をしたほうがいいと思っています。

それに、添加物は私なんかよりずっとずっと賢い人たちが、長年いろいろ研究して、これなら人に害はないだろうという物しか使用できません。

これで家族間がギスギスするくらいなら、細かいことは考えずに手軽に、美味しく食べられたほうがいいのです。

こだわり無添加食品はやっぱり高い

本当はお米から、お肉から…全てこだわりたいところですが、全部こだわっていたら我が家の財政事情ではかなり厳しいものがあります。

なので、一度買ってしまったらしばらくは持つ、そして料理の味を大きく左右する調味料だけはこだわって使用しています。

 


食が気になる方は、まず裏面表示と調味料から

ここまで読んで下さった方は、たぶん食についてちょっと気になっている方だと思います。

気になる方は、是非こんなことをやってみて下さい。

裏面表示の確認

買い物する時、商品を表面だけでなく、裏面の原材料表示を見てみて下さい。

原材料表示は、その商品に使われている原材料の使用量が多い順から記載されています。

例えばイチゴジャム。

大半のものは、イチゴ、砂糖が入っていると思うのですが、

  1. イチゴ、砂糖
  2. 砂糖、イチゴ

このように2パターンの並び順の商品があります。

①のほうがいちごの量が多いです。そして価格も高いはずです。

この見方は他の商品にも応用できます。

例えばハンバーグとか。

見ることによって、なぜAよりBの方が高いのか予想することができますよ。

あとこちらには添加物も入っていれば必ず記載されています。

「/」の後に記載されているものが添加物です。

いい、悪いは置いておいて、自分の口にする商品がどんなもので作られているのかチェックするのは大切なことだと思います。

まず購入する際に、裏面を見るということをしてみるといいと思います。

調味料から変えてみよう

これ、私がやっていることですが、とってもオススメです。

調味料って一度買ったらしばらくもつし、高いと言っても頻繁に買うものではないから、お米やお肉と違ってそこまで財政的にキツくない。

そしてやっぱり丁寧に作られた調味料は美味しい!

例えばみりんは本当に分かりやすいです。

昔、みりんは女性がこっそり飲んでいた、なんて言われる理由がよく分かります。

また、ちょっとこだわった調味料があると、作っているのも楽しくなります。

「このお醤油だとどんな味になるのだろう?」

「次はこっちのお味噌試してみたいな」

なんて、作るのがただの義務でなく、ちょっと趣味みたいになります。

 


中途半端に無添加食品にこだわる私のまとめ

いかがでしたでしょうか。

私は、私自身が「中途半端」であることもあり、皆さんにどちらがいいとかは言えません。

ただ、いつも何気なく食べているその食べ物、食べ物を取り巻くその環境などを、ちょっと気にしていただけるきっかけになったらいいなと思い書きました。

また、メーカー様を否定するつもりも断じてありません。

なぜそういった商品を作っているのか。それにも経緯、理由があるからです。

また少しずつ、私が見てきた食の世界を書いていけたらと思います。

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